ビワの種は危険?食べれる?有害?体に毒?粉末だと?体に良いという噂は?その他の果物の種は大丈夫?

家庭の庭などでも時々みかけることのある果物の『ビワ』。

そのビワの種を粉末にして食べるとガンに良いなどの噂もあり愛用している人もいるという話の中、農林水産省から天然の有害物質が含まれているため健康を害する危険性があると注意喚起がされています!!

その情報について詳しくみてみましょう!!

Contents

【ビワの種】ホントに危険?食べれない・ダメな理由はなに???

問題になっている【ビワの種】。なにが問題なんでしょうか?

それは・・・

未熟な果実や種の部分シアン化合物と呼ばれる『アミグダリン』『プルナシン』という青酸などの天然の有害物質が含まれているとのこと・・。

この『アミグダリン』『プルナシン』という青酸などの天然の有害物質が含まれているのが食べてはいけないという理由ですね。

青酸というとみなさん、青酸カリを想像される方も多いのではないでしょうか?

青酸カリというとかなりの毒として映画やテレビドラマなどでも出てくるためかなり多くの人が知っていますよね?

この文字を見るとホントに危険なんだ・・・と思いこんでしまうかもしれませんが、一つ注意すべき点は未熟な果実や種の部分というポイントですね。

なので、しっかりと成熟した果実(果肉)については食べてもまったく問題ないと言えるようですね!!

なので『ビワ』すべてを食べることをやめるというのは早計ということがわかります!!!!

【ビワの種】カラダに毒、有害なのはどんなもの?粉末に注意が必要?その他の果物の種は大丈夫?びわ

では、カラダに毒・有害になってしまうのはどんな状態のものなんでしょうか?

それは・・・・

種を食べることができるように粉末にしたものになるようです。

この粉末化したものになると一度に多量の摂取をしてしまうため危険性が高まるということです。

このビワの種の粉末が実はカラダに良いとされ一般的に販売されてるようなんです。

一部の噂でガンに良いなどと広まり愛用している人がいるそう・・・。

ただこの情報はあくまでも噂で科学的な根拠ななにもないそうです。

以下に農林水産省が発表しているガイドを載せます。

ビワの種に含まれるアミグダリンについて

インターネットや書籍の情報では、シアン化合物の一種であるアミグダリンを「ビタミンの一種」、「ビタミンB17」と称したり、「がんに効果がある」とうたったりして、アミグダリンが健康に良い成分としているものがあります。しかし、アミグダリンをビタミンとする説は現在では明確に否定されている他、アミグダリンの有効性に関する情報については科学的に十分な根拠はありません。むしろ、アミグダリンから体内で青酸ができる可能性があるため、健康への悪影響が懸念されています。実際に、海外では、アミグダリンを含む生のアンズの種子を体に良いとして大量に食べたことによる健康被害や死亡例が複数報告されています。

また、いろいろなサイトにビワの種を使ったレシピなども掲載されているようです。

が、これも農林水産省からの注意がありました。

料理レシピの検索サイトには、ビワの果実を食べた後に残ったビワの種子を活用したレシピに関する情報(ビワの種子を使った杏仁豆腐やビワの種子の煮物など)がたくさん掲載されています。現時点では、ビワの種子を使った料理を食べたことによる健康被害の報告はありません。しかし、原料であるビワの種子には高濃度のシアン化合物が含まれる場合があることから、ビワの種子を使った料理にシアン化合物が残っている可能性がありますので、食べる場合は注意してください。(ビワの種子に限らず、ウメ、モモ、スモモ、アンズなどの種子も同様です。)

ここで気になるのはカッコ書きの中のこの一文・・・。

ビワの種子に限らず、ウメ、モモ、スモモ、アンズなどの種子も同様です。

このようにその他の果物の種も同様と言われているので食べる・調理するという場合は気をつけなければなりません。

今回、有害物質と言われている成分のアミグダリン。

このアミグダリンはどんなものなんでしょう?

農林水産省のHPによると・・・

アミグダリンとは

アミグダリンは、ビワなどのバラ科の植物に天然に含まれている主なシアン化合物で、マンデロニトリルに2個のグルコース(ブトウ糖)が結合した構造を持っています。植物に天然に含まれる酵素や人の腸内細菌により、マンデロニトリルとグルコースに分解され、マンデロニトリルがさらに分解されると、ベンズアルデヒドと青酸ができます(図参照)。青酸は、一度に大量にとると、頭痛、めまい、悪心、おうとなどの中毒症状を起こし、場合によってはけいれんや呼吸困難になり、死に至ることもあります

なお、アミグダリンが分解してできるベンズアルデヒドは、バラ科の果実、杏仁(アンズの仁)、アーモンド(バラ科のヘントウの仁)等に特徴的な甘い香りの成分です。

この言葉を見るだけでも怖くなりますね・・・。

ただあくまでも種の粉末で多量に摂取した場合とのことなので『ビワ』が大好きで大好きでたまらない!!!という人は成熟した果実(果肉)であれば問題ないので今まで通りに食べて良いと思います!!

カラダに気になるような情報があれば、また特集しようと思います。

最後まで御覧いただきありがとうございました。

こんな記事も読まれています



検索
検索

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

検索

コメント

  1. コメント番長 より:

    癌治療にも【アミグダリン点滴】治療があるくらいだから、根拠がないわけではない!
    ただ、天然の青酸カリが含まれて事も事実のようですが、大量に摂取しなければ大丈夫じゃないの❓
    腹痛とかで❓死亡者は出てないでしょう❓

    • toshi より:

      コメント番長様

      コメントありがとうございます。国立健康・栄養研究所のHPに詳細が書かれています。そのURLになります。ご参考ください。
      http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail678.html
      アミグダリン(レートリル)とした場合に海外になりますが死亡例もあるようです。ビワの種の場合は、そこまで大量になることはないと思いますが、ビワの種の粉末になってしまうと大量摂取してしまう危険性が高まるためという注意、またシアン化合物(アミグダリンを含む)濃度が低いと
      確認されたものであれば食べても問題ないと農林水産省も発表していおりますので良いかと思います。