尿もれ。実はこの悩みを持っている人は非常に多いんです。
誰かに相談もしずらいため、困っている人も多いと思います。
しかしこの尿もれは成人の女性のうち4人に1人。40歳以上の女性になると3人に1人。は尿についてなにかしらのトラブルをかかえていると言われています。
そんな中、男性もこの悩みをかかえる人が多いんです。
今回は男性の目線で見ていきたいと思います。
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尿のトラブルはどんなことがある?
男性の尿もれは50代になると3人に1人は経験ありとなります。
初めて尿もれをしてしまった時は40歳以上で約50%の人が経験。
約20%の人が50歳以上で経験となっている。
この尿もれは、みな軽いものから始まる。
トイレに行きたいと思い行くが間に合わない・・・。というきっかけの人が約40%の人である。
成人の場合、正常な排尿は1回で200ml~400mlで回数は1日で8回未満(合計で約1,500ml)1回の排尿時間が20~30秒以内が目安と言われている。
この点からズレがある人は少し疑ったほうが良い。
その原因が水分の過剰摂取によるものであれば、水分の摂取を抑えれば問題ない。
成人の1日の水分摂取の目安は2,000ml~2,500ml(暑い日、汗をたくさんかくような日はそれ以上で構いません。)これを目安に考えてみてください。
実はこの尿トラブルのうち約20%が水分の取りすぎが原因であるといわれているので要注意。
ちなみにこのような頻尿日誌などを使い摂取した水分と、排尿量を記録するとよく状況が把握できる。
では本当の尿トラブルの場合はどんな症状があるのだろう?
・尿の出が悪い(排尿症状)
・急に尿意をもよおし我慢が困難な尿意切迫感・頻尿など(蓄尿症状)
・残尿感や排尿後にも少し尿が漏れる(排尿後症状)
大きくわけるとこの3種類となります。
みなさんあてはまるものはありますか?
この上のテストをやって、自分の状況を把握しよう。
7点以下であれば問題ナシ。
8~19点に日常生活で問題が出ている場合は医療機関で受診を受けたほうが良い。
20点以上の場合は重症の排尿障害と考えられるので、できるだけ早く泌尿器科で専門の受診を受けるべきである。
改善可能な蓄尿症状。過活動膀胱への対策は?
最近よく耳にすることとなった『過活動膀胱』。これは蓄尿症状に関わる状態である。
主な原因は男性の場合は加齢、前立腺肥大、骨盤底筋の低下と考えられる。
治療法というか、自分自身による改善が見込めることがある。
それが骨盤底筋体操である。
尿道または肛門を3~5秒締める動きを20回を1クールとして行う。
これを3か月ほど行えばかなり改善する人も多いと思います。
尿の出が悪い。排尿症状の場合は前立腺肥大がほとんど。予防は可能??
勢いが悪い、力まないと出ない、この症状は前立腺肥大と言えます。
前立腺は膀胱の下にある男性の生殖器。この前立腺が加齢とともに大きくなり、尿道を圧迫することにより症状が出ます。
前立腺が大きくならない場合でも同じ症状になる場合は周囲の平滑筋が縮まり、尿道が閉塞するとおこります。
検査としては泌尿器科などにいけば超音波エコー検査で前立腺や膀胱の体積や残尿量を測定します。
もう一つが検査機関でももちろん可能ですが自分自身でもテストできる方法で尿の出の勢いを調べる尿量測定というモノです。
単純に時計を見ながら尿をするだけ。1回で30秒以上かかるようなら尿の出が悪いということになります。
この前立腺肥大症を予防するための対策はというと・・・。
明確な予防法がありません・・・。ただ他の病気との相関性を言われます。
その病気というのが
糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を予防することが前立腺肥大の予防にもなりそうです。
また、この前立腺肥大、過活動膀胱についてはもちろん専門の泌尿器科にいけばしかるべき薬も処方してもらうことはできるので悩みが深い場合は恥ずかしがらずに診てもらうことが大事です。
50代以上で3人に1人で経験のある尿もれ。
その状況になる前に骨盤底筋体操や生活習慣病予防をしっかりしていきましょう!!
最後まで御覧いただきありがとうございました。